脂性肌のスキンケアと改善法

脂性肌とは水分量が多く、皮脂腺からの皮脂の分泌量も多く肌表面が脂っぽくてベタついている状態の肌で、顔だけでなく頭皮や背中・胸にも見られます。

気温の高い夏場では、皮脂の粘性も低くなり皮脂の分泌量が増加します。反対に気温の低い冬場では、皮脂の粘性が高くなり皮脂が停滞することで分泌量が減少します。

皮脂の分泌量は個人差がありますが、思春期のころから分泌される男性ホルモンによって作り出され、２０歳くらいから３０代前半にかけてピークをむかえます。

３０代後半くらいから男性ホルモンは徐々に減り始めるので、皮脂もそれにつれて減少するわけですが、これにはかなり個人差があり５０代まであまり減らない人もいます。

日常のお手入れで大切なことは、余分な皮脂等を肌表面や毛穴に残さないように、クレンジング料や洗顔料を使用してきちんと取り除くことです。その後は、毛穴を引き締め、適度な水分を補いましょう

また、にきびや抜け毛などさまざまな症状にも関係してくるため、脂性の改善と対策は大切です。

一般に皮脂腺の活発な肌は毛穴が目立ちキメも粗くなりがちで、ニキビや吹き出物等の肌トラブルになりやすく、過剰な皮脂は紫外線による酸化で過酸化脂質となりますので注意が必要です。  

「脂性肌」だと思っていたのに、調べたら「乾燥肌」といった事はよくある様です。皮脂分泌は多いが水分が少ない「乾脂性肌」といえます。

夏べたつくのに冬乾燥するというのは、脂は出るけど水分が少ない肌でそれがひどい方が「乾脂性肌」になっているのです。

脂性肌と乾燥肌は正反対の症状と思われがちですが、体の部位によって脂性肌のところと乾燥肌のところがある混合肌の方もいらっしゃいます。

肌の乾燥そのものが原因となって皮脂が過剰に分泌されている乾燥性の脂性肌の人も少なくありません。

お肌が乾燥すると水分の蒸発を防ごうとして、皮脂の分泌が多くなってしまうので、肌の保湿が大切になります。

年齢とともに肌が乾燥しがちになるのも、皮脂が減るためではなく「セラミド」が減るためだったのです。

まずは、水分と油分のバランスを整えましょう。

お手入れ方法としては、洗顔で皮脂の余分な脂を無理なく落とすタイプのものを使って保湿をきちんとおこないましょう。

しっかり水分補給したあとは保湿効果の高い美容液、油分の少ないクリームをぬるとよいでしょう。